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August 24, 2008

塾長の集団指導やいかに?

この春から前期講義として取り組んだ 私のある大学での初授業
7月の末で学生達の課題作品の完成提出となりました。

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お約束通り 個別指導塾の塾長による集団指導、その講義の手ごたえと
感想のご報告です。

私に与えられたテーマは設計製図という授業で、ある程度製図の基本ルールを学び終えた学生達にさらに自身のアイデアを基に案を練り、
基本設計を経て模型をつくり図面化するというプロセスを実践し 
1級建築士の資格取得に見合うスキルを
身につける準備をしてもらうという 実習プラス講義の授業です。

今まで私自身も多くの先輩諸氏から助言をいただいたり 
他人の技を盗みながら
いくつになっても勉強というのが、この設計の業界 
自分のことで精一杯でしたが  知らぬ間に
時間は経ち次世代の素晴らしい人材がこの業界を支えてくれるよう 
自分が出し惜しみを
している場合ではないとの思いもこめてスタートしました。
(設計とはいえ職人的こだわりもありますから 
「誰が簡単に他人に伝授なんてするか~」などと
思ってきたのも事実ですが 笑)

総勢26名でスタート早々にリタイヤ3名、彼らとどう向き合うか
まず塾で出会う子ども達と同じ 子ども扱いせず
ひとりの人格としてまずは接する
技術は稚拙でも「モノづくり」「作家」「デザイナー」としての
自由さを意識してもらうのが第1
次に大変矛盾しますが、大学生だからという期待値をもって見ないこと

大学生という期待値をもって見ないのは昔まだ塾も
今の形に落ち着く前に塾生がこぼした 
「わからへんから来てる・・・」そんな言葉を聞いたという
経験則が生きています
そういえば 自分が出来たことはそんなにすごいことじゃないので
他人にもできるはずという変な謙遜混じりの思い込みで若いスタッフの
成長を妨げた経験もかな。

そうなんです 「でけへん わからへん がんばられへん」 
その源は一人ずつ違う

でどうなったか?
やはり 限りなく個別に入り込んでいく 
その学生の立ち位置 スキル 思いなどに
アジャストしながら進めていく そんな方法になってしまいました。
50名であれば 到底無理なこと でも20数名という人数がそうさせた
部分もありますが・・・。
大学の講義っぽくないかなあ などと思いながらも。


ただ 終わっての反省事項 これは塾で嫌というほどわかっていたはずなのに

そうステップアップのためには 週何回かの授業の時間だけがんばっても
力はつかない。
直接彼らと接する時にできることは 教える指導することではなく
ヒント きっかけを伝えることだけ 自宅での時間そのヒント 
きっかけを生かして
自分でしっかり取り組んだ者だけが 顕著な成果を上げている・・・。
何年塾長やってるねん・・・。 いつもみんなにそう言ってるのに。

講義中の3時間だけでなく帰って寝るまでの自分自身の自由になる数時間を
どう濃密なものにしてもらうか、その工夫アイデアが必要。
「勉強しいやって 言うだけで みんなやったら塾はいらない」これと同じ

友達づきあい バイトなどなどで 若いのに意外と疲弊している彼ら 
動きは実は鈍い。

好きでこのジャンルを選んだはず その原点を思い返させる取り組みを
考えないといけないようです。

夏休み 自主課題への取り組みも声をかけてみました
ほんのわずかですが 手を挙げる人間がでましたから 
捨てたもんでもありません。

がんばれ 若造!

<子WAKA絵 プレス 0808号>

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