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June 03, 2011

教科書のタイムラグ(子WAKA絵プレス1106号)

今年度4月から小学生の教科書が全面改訂になりました
そして、次年度4月は中学生の教科書の改訂が予定されています。

直近2回の改定は詰め込み授業を避けてゆとりを目指すものでしたが
今回は脱ゆとりがテーマになってる教科書です

ゆとりをコンセプトにした教科書改訂が行われた時点でもうすでに
なぜゆとりなのかという疑問の声も多かったものです

子ども達は当然学校から支給される教科書にそんな批判が
あることなどわかりません
なのに、ゆとり教育の世代は力が無いなどとひとくくりにされて
評されるなど 混迷の時期だったように思います

この教科書という代物 工業高校で使われる
建築の教科書の住宅の分野で執筆の
仲間入りをさせていただいていますが
改定のタイムラグがとても長いのです。

私のお手伝いしているものは専門科目ですので
発行部数が少なく、スパンの長い改定サイクルですから英語や数学より
時間がかかるとはいえ 一般科目でもゆとりから 脱ゆとりまで
2サイクル 結果として10年ほどの方針転換になりました

その渦中にいる子ども達はよくわからないまま
学び続けるケースがほとんどだと思います
もう少し早く学校の現場での問題点が反映される
小改定が盛り込まれるような教科書のあり方が検討させるべきだと
感じています。

書籍のように 教科書も電子化をするという動きがありますが
アナログのよい部分を奪うのであれば何かそれを上回る
メリットがなければ、内容に振り回され、仕組みに振り回され
教科書の信頼度すら無くしかねません

学生の時に使った教科書は、意外と記憶に深く残るものもあります。
毎回ながら 「どうか いい教科書を 子ども達に」と願う改訂年度です。

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