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October 04, 2012

「画面の世代」 子WAKA絵プレス1209号

私が恩師に呼んでいただき 大学の非常勤講師として
建築の設計を教えに行くようになって4年、美しい空間をつくる魅力を伝えたいと
思いながら、なかなか伝わらないもどかしさを感じる4年間でした

建築や住まいの設計は、総合芸術と呼ばれるくらいですから
技術、機能、デザインすべてに気を配ることが必要です

ところが、課題に取り組ませると、ある断片しか
モノを見れない、相互の関係性に配慮できないという作品が続出
なぜそうなるのかと、疑問を感じることが多い日々でした。

塾でも同じで、この10年の傾向として、様々なゲーム機の登場で
手間のかかる問題や読み込みに時間がかかる長文読解を
嫌う傾向を感じていましたが

さらに処理速度の速いインターネット環境やスマートフォンと
呼ばれる小さなPCなどの登場で
たくさんの画像が手軽に閲覧できるようになったことが
悪い影響を与えているようです

雑誌を立ち読みするよりもさらに気軽に画像だけを取り出す
そして、それに付随する文章などはほとんど読み込まない
大量の画像を「イメージ」「雰囲気」としてだけ記憶に焼き付ける

結果、自分で構成をしたり組み立てを考えたりができなくなる
そんな傾向が顕著なようです

この夏 大学生2名を事務所にオープンデスクという無給の見習い実習に
呼び、彼らに取り組ませたのが 多くの図面を読み取り
ひたすら各部屋のスケッチを描かせること

ひとつの部屋には、床 壁 天井だけでなく、空調や照明、家具など
多くの構成要素があることをしっかり一つずつ読み取り
1枚にまとめる作業をさせてみました

そうすることで、ものを読み込むという技術が
身についたようです
ようやく 現代の悪しき傾向を打破するヒントが見つかったような
気がしています。
塾でも大学でもこのヒントをいかして、画面の世代に確かなことを
伝えていきたいと思っています。

具体的には、私が建築を計画するのに使っているオーダーのノートを子供や学生も使えるものにしてリリースを予定

小中学生から大学生、社会人まで使える

手で考えるノートパッド リビングスタディノートとして 近日発売したいと思っています。

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