March 12, 2017

「本当は」 2017-02-188号

学年末のこの時期 受験生でなくとも この1年の成果成長が気になるものです

家族とはいえ24時間一緒にいるわけではありませんから
その物差しとして学校からの通知表 友人や知人からの評価評判
塾の学習状況やテストなどで こどもの今をつかみたくなります

そして その物差しとして 成績というスコア換算したものが気になるあまり
子どもの健やかな成長を願っているつもりが スコアの成長ばかりが
気になったりしてしまうことがありますね

これは 親の立場に限ったことではありません こどもたち自身もそうですし
教える側の立場の方にもそこだけを見られる人があるようです

でもいつもお伝えするのですが 将来親の手を離れしっかり自立して
人生をまっとうしてくれることが願い
社会に出れば 過去のスコアを問うことよりも 現在と将来性を評価します
イチロー選手の 中学時代の数学や英語の成績を問う人はいないはずです

では スコアはどうでもいいのか?

いえ 結果としてのスコアが問題なのではなく 本当に伝えたいこと

それは自分の器に沿って成長できるよう「頑張り続けること」

過去の成績が良くなくて大成した人はいても
頑張ることなく大成した人などいません

何の物差しもなく頑張ることなどできませんから その目安としてスコアがあります
私たちの役目は 頑張り続けることを伝える 頑張れないときは励ます応援する
頑張れたら褒める シンプルなことです

そして彼らがもう少し大きくなったら もうひとつ伝えたいことは
「感謝」「ありがとう」の気持ち

実は社会に出てから 成長した人の共通項は
「頑張り」と「ありがとう」のふたつ 
我々大人でも なかなか実践できているかな?という部分がありますので
さらに難しいテーマですが・・・。
入試学年末で大変な時期ですが 本当は伝えたい大切なことなんです
がんばれ子どもたち!

塾長 出雲 勝一

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February 25, 2017

「苦しい時の」~2017-01~ 187号

地球の温暖化が進んでいるというのに この冬はなんと寒さの厳しいこと
変えないといけないと言われ続けているのに大事な入試は 
まだ春の来ないこの時期からが本番です

特に今年は大学のセンター試験がまさに大寒波の日
選挙の1票の不公平もありますが 入試の地域格差もあるのではないでしょうか

そして受験生でなくとも この時期は寒さに負けてしまい
行動が停滞するもの 布団の中が恋しい 布団から出るのがおっくう
これは実は 大人も同じです 
なんとか気力を振り絞ったり スイッチを入れ替えて 
やるべきことをこなしているのです

子どもたちはまだ社会に出ているわけではないので
そこが まだまだ ゆるいのも当たり前かもしれませんね

でも この時期は各学年の最後の学期 いい形で次の学年への進級を
迎えてほしいと思うのは保護者の方も私たちも共通の願い

こんな時期は 寒さに負けて怠惰になっていることを叱るより
この1学年を振り返り 褒めてあげれるポイントを探してみてください

もし叱ってしまっても 必ずこの学年で良かったことをはさむ

大人でも日々の暮らしでそんなに褒めてもらえるような変化や行動はないもの
子どもたちも同じかもしれません でも少し離れた立場で
週何回か会う私たちからすると しっかりしてきたなとか
落ち着きがでてきたなとか 確かに1年の変化はあります

いつも一緒にいると 褒める内容を探す 上手にさりげなく褒める
これはとても技術のいることかもしれません

でも叱られることで動くより 褒められることで動くほうが長く持続するもの
苦しい時の「褒められガソリン」その効果は絶大です

どうか 進級 進学へ向け 自分自身に少し期待できるひと言をさがして
あげてもらえたらと思います

そしてこの時期 皆様体調崩されませんように

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July 26, 2015

「時間は有限」

子どもたちは長い夏休み期間に入りました
小学生から高校生の間に12回の長いオフタイムがあることになりますね

昔、中学時代の卒業文集に誰かが「私が神様なら青春を存製の一番最後に持ってきただろう」という
格言を引用していたことをいまだに覚えています

それはそれでいろいろ困ることも多くくて あまり賛同しかねるなあと
ずっと思っていますが そんなふうに順番で考えるということが
やけに印象的でした

ただ確かに その順番が違うことだけで、とても大切なことに気づかない事も多くて
それは大人になると身をもって経験することが多いもの

学び、仕事、恋愛、結婚もそうですし 特に時間もそうです

先回りしてその事を経験できたり、感じることができたら違う今日1日を
すごしていたはず・・・。

自分が年齢を重ねて、体調の波や体力が落ちたりすることで
自分に与えられた時間が有限であることに気づきますが

成人して20歳や30歳代でもそんなことを意識することも少なく
目の前に増えるテーマや壁をクリアすることに一生懸命
そんな時間が流れていくのが一般的ではないでしょうか?

小学生中学生の子どもを育てている年代は子どもと同じで
自分のテーマ、壁と戦っているはず
ただ、子どもは親だって戦ってる、そのことを不思議なことに気づかない

親は戦いの中にいるので、より子どもたちが12回の「タイムストッパー」がかかる40日
2度とない 時間をなんとか 価値のある時間にしてもらいたいと思うもの

いちばん後に青春をもってこれなくてもいいから
オトナになったときの社会や自分を想像できたり
時間が有限なことを伝えるすべが欲しいですね

皆さんは12回の夏休み どの夏休みが一番記憶に残っているでしょうか?
どうか良い夏休みを!

子WAKA絵 プレス 「塾長のひとりごと」
2015・07・24 Vol.176   

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May 24, 2015

「投票と学びは似ている?」

私の住まいは南公園教室のある大阪市鶴見区ですが
この数ヶ月 大阪都構想とその住民投票が新聞やテレビをにぎわしていました

私が今回投票に行って驚いたのは普段の選挙の投票所でみるより
あきらかに投票に来られている方が多いこと
活気がある投票所を久しぶりに見ることができました

翌日のニュースでもやはり 投票率の高いことが報じられていて
さまざまな分析がされていました

私が思うのは 政党選びになっている選挙と違い 自分の投票という
行為が結果に結びつく またそれが事前の予想では
成立か否か 拮抗していて なお自分の1票が反映されやすい

今まで 自分が選挙に行っても 何も変わらないから行かないと
決め付けていた人が多くいて その人たちが今回は動いたのでは
というのが私の個人的な分析です

と、ここで大阪都構想の投票のことをお伝えしたいのではありません
この「投票」という言葉を「勉強」「学習」と置き換えてみたらどうでしょう?

そう 本当に良く似ていますね

「英語や数学勉強しても それが何になるのか わからないからやる気が出ない」

「勉強しても 何も変わらんから やる気がしない」

まさしく 同じです

ならば 子どもたちの投票意欲いや学習意欲も今回の 住民投票と同じで
与えられた権利なので 投票に行こう(勉強をしよう しなさい!)ではなく
その学びが どういう形で自分のプラスに結びつくのかを
体感してもらうこと それが学びへの意欲になるはずです

しなさいの連呼ではなく その先にあることをしっかり伝えること
心がけたいものです

                                  塾長 出雲 勝一

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February 25, 2015

0.99と1.01の違い

大阪の入試制度の迷走ぶりはここで何度もお伝えしてきましたが
公立前期と公立後期にわける 入試制度も今年限り
私達の教室の生徒は今年私立専願と公立前期志望ばかりでしたので
あとは3月2日の発表を待つばかりとなりました

昨年と同じく 公立普通科高校で前後期に分けた
高校の入試倍率はやはり 4倍前後となり 悪しき昨年のケースと
変わらずで やはり今の制度が良くない事の証明になったようです

今年私達の教室の生徒が受けた専門科 工科高校は逆に前期入試のみ
最近は府立の工業高校は1年間一般科目を学び
専門科目は2年次から学ぶという仕組みで 工科高校と呼ぶようになりました

これも最近の新しい取り組みで まだ評価が分かれ
その影響があるのか 比較的低倍率で推移していましたが
今年彼らが受ける高校の最終倍率は 1.01と発表がありました

受ける生徒にしたら どうせなら 1.0を割って 定員割れすれば
よかったのにと思うかもしれません
でも 私はここまで がんばって 入試前のストレスで
気持ちがへこんだり、がんばるぞと奮起したり 
苦しい時期を乗り越えた彼らのゴール

これが無風合格では 次の挑戦の時の糧にならないと思って
彼らにも 「定員割れ」でここまでのがんばりを無にされないで
よかったねと声をかけました

少子化 景気 政治 いろんなことで 子供たちが翻弄されることが
できるだけ少ないように願いつつですが

本人が乗り越えられる プレッシャーの中でそれぞれのテーマをクリアして
達成感という 非常に成長のためには有効な経験を積んで欲しいものです

高いところも ジャンプでは届かなくても
階段なら人の歩みでも 1段ずつなら高みに近づける

信じて1歩!

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January 30, 2015

変わるもの 変わらぬもの

おかげさまで 今年2015年で私たちの教室は17年目になります   
長くもあり短くもあり 不思議な気持ちですが   
先日 生徒と話していて あたりまえのことですが   
生徒が生まれる前から教室があった そんな年月になり驚きました   

   

この17年間 子どもを取り巻く環境は時代とともに変化しています   
少子化、働く女性お母さんが一般化したこと   
パソコン 動画 スマホなど 通信 コミニュケーションの変化   
数え上げたらきりがないほど新しい変化があります   

でも じっくり見てみると 変わらないもののほうが多いかもしれませんね   
ただ 変わらないものは 形として見えにくいものが多い   
だから 普段それに気がつきにくいようです   

「親が子供の成長や幸せを思う気持ち」   
「子どもの夢や希望」 そんな心の中にあることはあまり変わりがありません   

そしてそれはいい内容ばかりではありません   
「ついつい 思いがきつすぎて、きつくあたってしまう」   
「ついつい、 がんばらないといけないのにさぼってしまう」   

そんな 人の弱さも変わっていません、それが 時代の新しいツールで   
助長されてしまう、   
「スマホを使い こっそりサボる・・・」とか    

人のいい思いを伸ばし、マイナスの思いをできるだけ克服、しかも   
自分の力で乗り越えたように感じられるよう 縁の下からサポートする   
そんなふうにありたいものです   

昔のコマーシャルにとても印象深いフレーズがありました   

「タフでなければ生きてゆけない やさしくなければ生きる資格がない」   

たくましくあれ、そしてやさしくあれ 

17年目も生徒達に願う思いは変わりません

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April 26, 2014

今年はどんなスタート?

制度改革が続く 高校入試と小学校中学校の教育方針
そして これは教育の業界だけではありませんが 
ベテラン指導者から 若き指導者への伝承不足による
現場の混乱

これはやはり急速すぎる少子高齢化などにより
人件費の抑制や管理主義によって教育指導外の業務が増えたことにより
よい人材が学校教育の現場から離れていくケースが増えていることが
影響しているのかもしれません

そんな 社会的な背景は子どもたちにとっては、どうしようもないこと
まずは学校を信じて、先生を信じて期待と不安を持ち新しい環境での生活が
この春スタートしたはず、それが、もうはや1か月になります

この時期私たちが気にするのは、まずまずのスタートをきってくれたか
ということです

この学年での最初のテストが5月にあるはずですが
テストの点数どうこうよりも、ちゃんと学校、家庭で自分の居場所を
うまく見つけれたかどうかということ

学校を信じ、先生を信じている子供たちはうまくなじめていないと
自分のせいにしてしまうことがあります
もちろん 自分のダメさによることもあり、それに「気づき」があり成長する
このパターンもあり それが本来理想の形です

でも 先ほどの制度改革の影響ではありませんが
自分ではどうしようもないことで、苦しみ閉塞してしまうことがあります
家族はその現場を見ていませんから それが本人の努力不足 気づき不足
なのか 本人の不足ではないのかその判断がとても難しいことですが大切だと思います

その判断により、「頑張れ!」なのか「気楽にしなさい!」なのかが
変わります そこをちゃんと見てあげないと 
演技ではありませんが しんどいことも 隠すくせがついてしまうもの
もちろん、怒られないようにと、がんばっていないことを隠すこともあります
繊細な判断でその子の現状と可能性をみきわめてあげたいものですね

私たちも、まずは、このスタートの時期子どもたちの
一言や 顔つきを私たちもしっかり見てあげてこの1年を乗り切って
もらえるよう 応援したいと思います

がんばれ 子供たち!

~子WAKA絵 プレス1404号~ 

塾長 出雲 勝一

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January 29, 2014

「進路希望の発表」

2014 進路希望の発表

ここ10年の大阪の高校入試を取り巻く環境の変化は   
子ども達や保護者の皆さんにとって戸惑うことばかりが目について   
塾を運営する私もなぜ?という疑問がぬぐえない内容も多い   
そんな環境ですが 今年から、学区撤廃、   
公立入試日程を私立に近づけるという大変革の元年となりました。   

1月22日 その新制度の中で 進路希望調査の第2回の発表が   
新聞各紙でありましたので 気になる動向を抜粋してみたいと思います。   

読売新聞   
・前期試験で行われる普通科が83校中54校で倍率が3倍以上で昨年に   
続く人気ぶり   

・府内の私立高を第1希望とする専願率は20.62パーセントで3年連続の   
減少。授業料無償化政策で高まってきた人気が落ち着いてきたとみられる   

・前期の普通科入試については「生徒、保護者間では、2回受験できて   
うれしいという意見がある一方、「あえて難関に挑んで不合格のショックを   
受けなくてもいいのでは」との声も高まっている」とする   

朝日新聞   

・公立高の普通科では今回から学区が撤廃されたが、学区を越えて受験を   
希望するのは全日制普通科を目指す2万3289人のうち約910人(3.9パーセント)   
だった。   

・学区撤廃の影響について校長会は大きな移動ではないという印象。   
通学のしやすさなどから結局は地元を希望するケースが多いのでは」としている   

・前回からはじまった普通科の前期入試は平均3.57倍で前回より0.33ポイント   
さがったものの、依然として高倍率となった。   

・前期希望者は4万7091人。全体で約2万5千人が不合格になる計算だ。   

こんな記事内容が掲載されています   

私は今までの学区設定もあながち地元ばかりでなく横に広いおかしな学区割りも   
ありましたので、むしろ新制度元年、進路指導される教職員の方々が   
より今までの情報量の多い旧学区内の高校を案内された結果と考えています   
今年の受験生のご家庭のみならず   
今年を含め数年間、最終的な倍率、入試結果などを注視して、受験対策、   
志望校選びが必要かと思います

子WAKA絵プレス 1401号   

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October 23, 2013

「たとえ子ども向けでも」

先日 天保山の旧サントリーミュージアム(大阪文化館)で
影絵作家の藤城清治さんの作品展を見に行ってきました
藤城さんは89歳の今も繊細な作品づくりに注力されています
ケロヨンの生みの親でもあり、カルピスなどの挿絵なども
藤城さんの作品とのことです、とても叙情的な影絵は子ども達にも
わかりやすく多くの来館者でにぎわっていました。

他にも今年はジブリ作品で宮崎監督がメインでつくる
最後の作品として「風立ちぬ」が公開されました
そして 先日アンパンマンの作者である、やなせたかしさんが
94歳で亡くなられました

いずれの作家さんも共通しているのは
小さな子ども達にもわかりやすい表現を用いながら
その根底には 生きることの大切さ 平和の大切さ 命の尊厳
という確固たるメッセージが込められていることです

哲学的で仰々しくないそうな内容をシンプルに表現して
伝えようとされています

藤城さんの作品展の中でも 生きることの賛美 そして生きているのは
人だけではないことがしっかりと影絵に表現されていました

その作品のコメントでこうありました
「私は影絵を描いているが 影と闇は違う
闇は光がない状態だけれども 影は光があることで影が生まれる」と

人はそれぞれ大変な時期がありますが 闇ではなく影の時期と考え
命、生活を大切にすること

一見 きれいな影絵だなあと思うだけで終わってしまいそうですが
そんな深い思いを感じることができます

会期は11月24日まで 是非お時間がありましたら
お子さんと足を運んでみてください

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20131019

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January 23, 2013

「いま一度、怒ると叱るの違いを考える」

私達になじみの深い大阪の市立高校で体罰が起因したのではないかと思われる
悲しい出来事が起こり、年明けから新聞TVで大きく取り上げられています

その後も募集停止の動きや人事の問題などまだまだ
落ち着く気配はありません

私が2000年の2月にこの子WAKA絵プレスで書かせていただいた
コラムのタイトルが「怒ると叱るの違い」
年長者や指導する立場にある人間は、その子どもの成長を願い
怒るのではなく「叱る」ここを常に忘れないようにしないといけない
という主旨で書かせていただきました。

子WAKA絵プレス 2000年3月号

子どもに向けて最初は指導、叱咤激励しているつもりがいつのまにか醜い言葉を
浴びせている自分がいる、それがさらに今回のような手を出すという
体罰という名の暴力に発展する、しかも抵抗できない立場や関係から
その醜い言葉を投げかけたり、暴力が常態化してしまう

ご家庭でもついつい、家族という近い関係であるがゆえに
叱っているつもりが感情的な、ただの「怒り」になっている
そんなご経験はありませんか?

そんな事が指導者と受け手側という他人同士で続くとどうなるか・・・。
家族のように身近に居て相手の気持ちを推し量ることが出来ないので
さらにどんどん閉塞する、そんなことが学校でも会社でも今の時代は
多くなっているのかもしれません

今回の事件は、肉体的な暴力が命という大きな問題につながったことで
ようやくそこを問題視する動きにつながりましたが
言葉の暴力など見渡せばまだまだ近くに存在しませんか

今回のような悲しいことにならぬよう
指導する伝える立場の人間は怒っていないか、
ちゃんと相手のことを思い叱っているか 
自分自身に問い掛けながら子どもに伝えるあらためて意識したいものです
そのこまやかな配慮が出来ぬ者はスパルタ指導してはならない

怒っているように見える演技は時として必要かもしれませんが
どんなときも叱って励ます、叱咤だけでなく激励や意味を伝えることを
常にペアにすることを忘れてはいけません

~子WAKA絵 プレス 2013年01月号 VOL150号~

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